体内で必要な物質の中には「ミネラル(無機質)」と呼ばれるものがあります。

生物の体を構成する主要4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの全部ひっくるめて、こう呼びます。

ミネラルは、かたい組織もやわらかい組織もつくり、筋肉の収縮、酵素系の働き、神経の反応、血液の凝固などに関与しています。

すべて食事からとる必要があります。その必要量には違いがあり、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、カリウムなどは大量です。コバルト、マンガン、銅、フッ素などは少量あればよく、特に微量元素と呼ばれています。

亜鉛はこの微量元素のひとつです。食材で多く含まれているのは、牡蛎(かき)、豚肉・牛肉、煮干し、カニなどです。

必要なのはごく少量とはいえ、不足すると重大な問題を体に引き起こしますし、現代の食生活ではとかく不足しがちなのです。

また、汗から大量に流出するので、肉体労働や激しいスポーツをする人にはより多く必要です。また、下痢でも失われます。

亜鉛不足の症状としては、口内炎、脱毛、ツメ変化、下痢・腹痛、発熱、嘔吐(おうと)、味覚異常など比較的軽いものから始まります。が、放っておくとほかの重い病気へとつながっていきます。

亜鉛サプリメントの多くは、単に亜鉛が配合されているだけではありません。亜鉛とアミノ酸を合体させるなどの工夫があります。亜鉛はなかなか体内に吸収されないのですが、こうすることで一般的な食事でとるよりも吸収率が高くなるのです。